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ウェディング関連コラム

ウェディングドレスの色に込められた意味とは?

「ウェディングドレスを着た花嫁を想像してください」といわれたら、誰しも白いドレスを着た新婦の姿をイメージするのではないでしょうか。海外の文化として日本に持ち込まれたウェディングドレスはもちろん、日本古来の花嫁衣裳である打掛も白を着ることが一般的です。白い花嫁衣裳には、何か意味がありそうですよね。今回は、白以外のカラードレスを着るタイミングやドレスの色選びの注意点についてもまとめました。

王道の白いドレスの意味って?

王道ともいえる白いウェディングドレスの意味を知るために、まずはその起源を探ってみましょう。白いドレスが花嫁衣装として一般的になったきっかけについては諸説ありますが、広く知られているのはイギリスのロイヤルウェディングです。1840年にヴィクトリア女王が結婚式で白いドレスを着用したことが話題となり、一般庶民の憧れの的になりました。

以降、白いドレスは急速に普及し、西洋文化の流入と共に日本でも着用されるようになりました。日本で最初にウェディングドレスが着られたのは1873年、当時海外との窓口になっていた長崎で磯部於平という女性が着たのが始まりです。

白いドレスには清純なイメージがあり、それが理由で花嫁衣装として選ばれていると思っている方も多いでしょう。このイメージの起こりには、キリスト教の婚礼が深い関わりを持っています。キリスト教の結婚式において、純白のドレスは本来処女の花嫁のみが着用できるものでした。処女ではない女性は白以外のドレスを着なければならないという決まりがあり、このしきたりが白いドレスは処女性の象徴であるという印象を作ったのではないかと考えられます。処女性の象徴が転じて、花嫁の清純さを表すというイメージに繋がったのではないでしょうか。

日本古来の花嫁衣裳である白無垢は、その名の通り白い着物です。この白は清純さを表しているのではなく、嫁ぎ先の家に染まるという意味があります。この日本らしい意味の込められた白無垢も、嫁ぎ先に染まるほど純真であるという意味に捉えられて白は純真であるというイメージに繋がったのかもしれません。世界各国の花嫁衣装は、その国ごとに縁起が良いとされる色が使われています。日本ではもともと花嫁衣装は白だったので、白いドレスも受け入れやすかったと考えられます。

カラードレスはお色直し後?

白以外のドレスを花嫁が着るタイミングといえば、披露宴中に行われるお色直しの後というのが一般的です。式の形式や雰囲気にもよりますが、基本的には式に臨む場合は白いドレスであることが暗黙の了解になっています。カラードレスと呼ばれる白以外のドレスで式を挙げることはできるのでしょうか。また、ドレスのカラーごとのイメージについても見ていきましょう。

神前式で挙式する場合、しきたりとして白無垢を着なければならない決まりがあります。ただし保守的でない教会での挙式や、最近増えたリゾート婚、気軽なパーティーのような形式で行う人前式と呼ばれる結婚式の場合には、花嫁が着るドレスに明確な決まりはありません。宗教上の理由や、国際結婚などで結婚相手の国の伝統的な花嫁衣裳を着ることになった場合を除いて、基本的には何を着ても自由であるといえます。

ただし、日本でいわゆる洋式と呼ばれる形で結婚式を挙げる場合には、教会での挙式は白いドレス、その後の披露宴で衣装を変える時にカラードレスに着替えるというのが一般的です。新郎新婦のみで式を挙げる場合や、身内や友人、知り合いのみで行う式の場合は、参列者に理解があれば白以外のドレスを着ることもできます。

結婚式には、招待客を楽しませたりもてなしたりという意味もあります。ゲストが多く、一般的な挙式スタイルのほうが良い場合には白いドレスの着用が望ましいでしょう。

カラードレスには様々な色があります。それぞれのイメージをご紹介します。

人気の高いピンクのドレスは、可愛らしく華やかな印象にしてくれます。鮮やかなピンクはまるでプリンセスのようなイメージにしてくれます。もしも可愛らしい雰囲気になりすぎるのが嫌な場合は、薄いピンクやくすみピンクといったカラーにすることで大人っぽい印象に仕上げることができます。

ピンクと同様に人気があるのが、ブルーのドレスです。ブルーのドレスは爽やかでクールな印象になるので、甘くなりすぎずに着ることができます。淡いブルーのドレスであれば華やかに、濃いブルーは大人っぽい印象になります。夏の挙式には涼しげなイメージになるのでおすすめです。

赤やイエローなどの目を引くカラーは、主役である花嫁を目立たせるのにぴったりです。試着で自分に似合うカラーを見つけることもできますが、最近ではパーソナルカラー診断などを行い事前に自分に似合う色を知っておくことでドレスを選びやすくすることもできます。

ドレスの色選びで注意したいポイント

どんな色のドレスで式に臨むのかは、式の形式や雰囲気、会場や宗教など様々な理由によって決めなくてはなりません。ドレス決めの際には、一体どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

カラードレスで式に臨む場合、カジュアルな挙式の場合であればすんなりと受け入れられることが多いでしょう。海外のリゾート地で行うリゾート婚や、おしゃれで砕けた雰囲気で楽しめるガーデンウェディング、レストランを貸し切ってのパーティー形式など、新郎新婦もゲストもリラックスして楽しめるタイプの結婚式であれば最初からカラードレスでも問題はありません。会場の雰囲気や挙式の季節に合わせたカラードレスは、むしろ式をより一層華やかなものにしてくれます。

一昔前は、披露宴の最中に何度もお色直しをするのが一般的でした。とにかく派手な式が好まれていた時代には、着替えをした回数が多いことがステータスになっていたのです。ただし最近では、この披露宴中の衣装替えを行わないという選択をするカップルも増えています。

予算や時間の都合はもちろんありますが、一般的なステータスを求めるよりも自分が結婚式において大切にしたいものは何かを考えて式の構成を決めることが増えているためです。この場合、花嫁がドレスを一着しか着ないというパターンもあります。そうなれば、自分の着たいドレスで式に臨みたいですよね。そういった理由から、白以外のドレスを選ぶという場合もあります。

もしも、挙式をする教会が儀式の作法を重んじていたり、宗教上の理由からカラードレスでの挙式があまり良い印象を受けない場合は白いドレスを選ぶのが無難です。もしもカラードレスを着たい場合には、保守的な考えではない教会を選ぶか、披露宴やその後のパーティーで着ることをおすすめします。また、最近では自由な挙式スタイルが広まりつつあるとはいえ、まだまだ日本には花嫁衣装は白という固定概念があります。

身内や職場の上司などに結婚式のマナーを重んじる人がいる場合には、カラードレスでの挙式はあまり良い印象を与えない可能性があります。周囲の反応や理解度を確認しつつ、ドレスを選ぶことが重要といえます。

まとめ

花嫁が着るウェディングドレスには、一般的に白のイメージがあります。キリスト教の婚礼や、イギリス皇室の結婚式などから影響を受けて広まった白いドレスですが、最近では自由度の高い挙式が増えており必ずしも白である必要はないことが分かりましたね。

花嫁衣裳には、清純なイメージのある白いドレスはもちろん、様々なカラードレスが選ばれています。挙式のスタイルや雰囲気、周囲の反応なども総合して考え、新郎新婦だけでなく参列者も納得のいくドレス選びをしたいですね。